セックスレス

日本人のセックスの現状について調査した結果によると、婚姻関係にあるカップルのセックスレスの割合は2004年では31.9%だったのに対し、2020年では51.9%にまで上昇しているということです。また、セックスレスの割合は高齢であるほど高くなる傾向にあるようで、30代の夫婦でセックスをしていないと回答した割合は約52%ですが、40代では約58%、50代では約73%とのことです。主な原因は次の通りと言われています。 

1,加齢のため

加齢によって体力的に衰えるにつれ、精力が低下し、セックスに気持ちが向かず、セックスレスとなってしまいます。セックスをしたいという気持ちはあっても、加齢による勃起不全などもセックスレスの原因として考えられます。また、セックスには一定の時間がかかります。仕事から帰り、家事や育児などをした後にセックスをしようと思っても、睡眠時間を優先したいと考えるようにもなります。年齢が高くなるにつれてセックスレスの傾向が高まるという結果も出ており、加齢は大きな原因の一つといえます。

2,ストレス

仕事などで抱えるストレスは、セックスレスの原因として挙げられます。適度にストレスを抱えている場合は、「パートナーに癒されることでストレスを解消したい」と思い、セックスにつながることもあるのかもしれませんが、過度にストレスがかかった状態だと、セックスをする精神的な余裕がない場合もあります。また、リモートワークが普及したことにより、自宅でも仕事ができる環境が整いました。仕事とプライベートの境目が無くなりつつあり、職場で感じていたストレスを自宅で感じる場面が増える場合もあります。そのことで、ストレスがよりかかるようになり、セックスレスになることも考えられます。

3,コミュニケーション不足

コミュニケーションが不足することで、セックスレスに結びついてしまいます。結婚前で同棲をしていない場合は、会う機会が限られます。そのため、会っている時間はコミュニケーションを積極的に取り、会っていない時間も頻繁に連絡を取り合う方も多いですが、結婚して一緒に暮らすようになると、お互いの仕事の都合などから寝る時間がずれるなど、生活リズムのすれ違いが起きます。また、子どもが生まれるなどすれば、生活リズムが子ども中心になり、夫婦だけの時間が限られてきます。結果、夫婦間のコミュニケーションが減少してしまうことにつながります。積極的にコミュニケーションを取らなくても、なんとなく相手が感じていることを察せるという感覚になります。お互いを理解しあっているという場合は良いかもしれませんが、お互いのことを理解したつもりで会話が減ると、コミュニケーション不足の一因となってしまいます。

4,信頼関係の変化

長年一緒にいることで、信頼関係が変化することもセックスレスの原因として挙げられます。特に、信頼関係が崩れると、セックスレスに結びついてしまいます。

5,トラウマ

過去にセックスを断られたことがある場合は、セックスレスの原因となり得ます。「疲れているから」「今日は無理」と端的に断られてしまいショックを受け、トラウマとなって残ってしまうのです。また、セックスを拒むこと以外に、セックスに対する不満を相手からぶつけられた経験もトラウマとなり得ます。今のパートナーでなくても、過去の交際相手の一言がトラウマとして残っていることもあります。

大阪の男性セラピストオイルマッサージ